外国語を勉強するということ

今回はいつもの旅行記から外れてオフトピック的に「外国語を勉強するということ」について書いてみます。

旅行記本編もまともに書けてないのに何がオフトピックだこらという状態ではございますが、 まぁ語らせてくれや。旅行記書くのもわりとめんどくさいんです。

そもそもMakは短大を卒業する20歳まで海外は行ったことがありません。けれども21歳になる頃にはフランス語で仕事をする現地雇用をされていますし英語は高校卒業時である程度話せていました。そして10年経った今では英仏どちらでも電話でも長話とかできます。

ここまで出来れば「トリリンガルとしてそこそこ話せる人間」と自負、エッヘンしてもいいと最近感じるようになってきたので僭越ながら本記事を書いてます。説教垂れるおっさんの世代になってきたということの表れでもありますな。けれども初心を忘れぬようあくまで自分自身に言い聞かせるつもりでもありますのでここに偶然辿り着いた読者の皆様には「外国語を勉強するにあたってこんな考えもあるんだ」って感じの収穫になれば幸いです。

さて、まずもう結論から書きます。外国語を勉強するにあたって、

「○○をしたい、それまでの手段において各々の外国語が必要になるからそれを勉強してるんだということを忘れないようにする」

ということ。Makが外国語学習において心掛けてきたのは本当にこれだけです。そもそも勉強は一般的には苦痛でめんどくさいものです。だけどもそれを乗り越えた先の旨みを想像するからこそ勉強をしてしまうんです。もちろん勉強そのものにおいて、わからなかったものをわかり始めてくる時や、理解した時とかに感じるオーガズムもこれまた悪くはございませんが(笑)

Makは偏差値41のバカ高校出身です。しかもその中でもクラスの下くらいでした。短大の試験中には「あっ!これ進研ゼミでやったところだ!」とかほざくくらいサルでした。基本的に頭悪いです。でもでも、頭は悪いけど「目的達成の為に勉強することの意義」をちょうど20くらいの時に把握したと思っています。どんなことにおいても「なんで勉強するのか」、これを最初に確実に理解する必要があります。なぜならそれがわからなければ具体的に何をピンポイントで勉強すればいいのかもわからないしモチベーションだって絶対に続きません。ある日、奮起して勉強を始める、けれども継続できず挫折。これはやる気が出たというものではなく、思い付きからの行動。最近どっかでこの意見を見ましたが真理だと思います。

Makは「海外のオンラインゲームをやっていて、味方ともっと素早く、スムーズに作戦行動を行使したい」から英語の勉強を始めました。ちょうどバカ高校にいて、学校行くふりして駅で私服に着替えてゲーセン行って遊んでたサル真っ最中の時期でしたがオンラインゲームをしながらスマフォでグーグル翻訳を開きつつ実践を続け、普通に勉強するのは苦手だからDSとかで英語版のポケモンをやったりして補完的に勉強してきたわけです。これを2年ほど続けていたらいつの間にか英語でも自分が伝えたい事を伝えられるようになっていました。話す練習はしていなかったけどMeetupというサイトでアメリカ人に会ってみてぶっつけ本番で行ったらなんかそこそこ話せました。これは道理に外れていて例外的かもしれませんが。ともかく話す事に慣れたのは実際に外国に飛び出してある程度経ってからです。

そして、その傍ら、「英語喋れてもあまり特別感ないし、もっと未知の言語を話せると自慢したい」からフランス語を勉強しました。これも英語を勉強していた時と同様、オンラインゲームでフランス人チームに入って銃を撃ちながら、かつ、グーグル翻訳で彼らの指示を翻訳して意味を調べながら、そして自分からもそれを反復するスタイルでやっていました。

上に書いた勉強法はともかく、どのような方法が1番効率的なのかは人によって全く違うものです。各々が自分のやりやすいように、モチベーションをうまくコントロールできるやり方でやればいいと思います。繰り返しになりますが1番大切なのは「その勉強を乗り越えた先の成果を達成すること」です。成果の大小、意義は結局どうでもいいことです。要は本当にそれを達成したいのか、実際に勉強を始める前にそれを見極める必要があります。その点、Makは本当に海外オンラインゲームで味方とスムーズにコミュニケーションを取りたかったし、一般的には馴染みのないフランス語を喋れるようになって自慢したいと心から思ってました。だからこそ味方にどんどん早く詳細な指示を出せるようになってきた時には「もっと円滑に、より細かい指示を出せるように」と更に勉強をしてしまいましたし、人から「フランス語話せるの?すごい!英語でもわかんないのに、未知数すぎる!」と褒められてますます勉強してしまったわけです。

そして、それらを勉強してきた結果、当初の目的にとどまらず他にもたくさんの旨みを味わってきました。こういう旨みを得られるようになればもう十分だと感じて英語もフランス語ももう勉強していません。最後にフランス語圏の国から出てから5年が経っていますが、既に「使う」フェーズに入っているので極端に語学力が下がることはありません。勉強することだけを目的にしていたらたとえ倍以上に勉強してたとしても時間が経ったらキレイさっぱり忘れていたでしょうな。

ちなみにツイッターに英語垢なるジャンルが存在します。この人たちはTOEICでほぼ満点を取る英語の化け物だったりします。それ自体は超人的で素晴らしいことですし尊敬されるべきことです。だけどその中の一部にはそこまで英語力をあげた先の結果についてのつぶやきは一切ないアカウントもあると思います。(英語教育垢は例外。)たとえTOEICを満点近くにしたとしてもそれだけではネイティブの語学力に追いついただけです。友達を作れるトーク力とかは語学力に関わらずその人のそもそもの下地に因るものですしその他のスキルや目的がなければあちらの国にいても現地語を話せるただの一般人です。その現実を見逃し、語学力を上げることだけに集中しすぎてしまうといざ自分が十分なレベルへ達した時、その先を見失ってしまうものです。せっかく勉強したものでも活用できなければ意味がないです。だから、もし現在あなたが外国語を勉強しているのであれば、「その言語を使ってあの楽しいことをしよう」ってことを是非今一度強く思い返してください。言語の何たらのレベルまで達するということよりも大事なことです。だって最終目的達成できればその言語レベルの重要性なんて二の次ですもの。

頑張ってね。

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