[カンボジア旅行5] プノンペン王立大学に行く

さて、前述の射撃場からの帰り。 このまま同じホテルへ返されるのはもったいないと思い、プノンペン王立大学で降ろしてもらうことにしました。   Mak「ちょっと大学行きたいからプノンペン大学で降ろしてよ」 運ちゃん「あいよ!」   なんで大学に行きたいかっていうとプノンペンの大学に日本語学部があるとインターネットで見て、同じく日本語を教えてた身としてぜひともカンボジアではどのように教えてるのか見てみたくなったのです。 ダメ元でもとりあえず行ってみれば何かあるはずです。     相変わらずの粉塵が舞う悪路をトゥクトゥクで突き進みます。   でも朝出てからずっとご飯を食べてなかったのでいい加減お腹が空いてきました。 もう12時くらいでちょうど飯時です。   Mak「ごちそうするからどっかで一緒にご飯食べようよ。」 運ちゃん「飯か?ほいよ!」   この勢い、嫌いじゃない。     この飯屋で止まってくれました。     そして食べた淡泊なお味の麺。 本当にマジで美味しかったです。   Mak「そういえば運ちゃん射撃場とかで紹介料みたいなのもらえるの?」 運ちゃん「そうだよ!君が何もせず帰るから何ももらえなかったよハハハ!」 Mak「だって高いじゃんアレ。家族とかいるんだ?」 運ちゃん「おう、妻と子供がいるよ。親は殺されちまったけどな。」 Mak「まさかあのポルポトで?」 運ちゃん「そうだよ。俺が3歳くらいの時だったから俺は何も覚えてねえけど、その時に母ちゃんも父ちゃんも殺されちまったんだ。俺は路上で何とか今まで生き延びてきたんだよ。」   クメールルージュの虐殺、そう昔の事ではないですもんね。 30代以上の人は皆、あの80%以上もの人が死んだというカンボジアの虐殺を乗り越えて生きているという事を考えると感慨深いものがあります。   運ちゃんの身の上話はそこそこに、飯屋を出て移動再開です。 っと、ちょっと走ったところで運ちゃんがトゥクトゥクを止めて「降りろ」と言いました。   運ちゃん「どうだ?ここ綺麗だろ?」     うわぁ。すごいキレイ。カンボジア丸出しの風景でした。     家と家の間が下りれそうだったので「下りていい?」と聞くと「気をつけろよ?俺はここで待ってるから」と言われたので一人で下りてこっそりションベンもしました。     今にも壊れそうなボートも放置されてました。乗ってみたらグングン沈んで面白かった。   小一時間、キレイな風景とまともに息ができる状況を堪能した後は移動再開です。     とある大学の前に着いて、   運ちゃん「ほい着いたよ!」   しかし、どうみても建物がカンボジア1位の大学とは思えないほどに小規模。 看板を見るとたしかにプノンペンの大学とは書かれているがRoyalとは書いてない。 おそらく違うっていうか絶対違う。   Mak「ここじゃないよ。Royal、ロワイヤルの方の大学だよ」 運ちゃん「マジで!?君が日本人だから日本人が通う方の大学だと思っちゃったんだよ!」 Mak「違うよ。日本人が通う大学じゃなくて日本語学部がある大学に行きたかったんだよ。」   どうやらそういう行き違いがあったみたいです。色々ありながらも仕切り直しでやっと着いた本当のプノンペン王立大学。     なんかすごくないですか?私立でも国立でもなく、王立です。世界にはこんなのがあるんですね。偏差値もカンボジア一位。   Mak「ありがとう。楽しかったよ。」 運ちゃん「おう、この紙に俺の電話番号書いてあるからまたトゥクトゥク必要な時は電話してくれ!」 Mak「あいよ。それじゃこれ、20ドルね」 運ちゃん「いや30ドルだ」   ほ~らここでまた雲行きが怪しくなる ^o^   Mak「20ドルって最初に決めたでしょ?」 運ちゃん「でもよう、途中で色々な所に寄ったじゃんか。大学だって2つも行ったんだぞ!?」 Mak「あれは間違いだったでしょ。最初に決めた通り20ドルだよ。」 運ちゃん「待ってくれよ。半日もいたんだぜ?ガソリン代も高いんだぞ?」 Mak「・・・。まぁ確かにずっと送ってくれたからいいよ。1ドルだけ高く払う。だけどそれ以上は絶対に払わない。はいこれ21ドルね。」 運ちゃん「俺には子供だっているんだ。頼むよ25ドルでどうだ?」 Mak「最初にハッキリ値段を言わなかったのが悪い。もうお金は払ったから終わりだよ。」 運ちゃん「おい頼むって。」 Mak「もう一度言ってみろ。もうあなたには頼まないよ。」 運ちゃん「じゃあ頼む3ドルだけでもいいから!」 Mak「はいバイバイ。」   と言って電話番号の紙をビリビリに破いてぶん投げて大学のほうへ向かいました。 「ひでえ奴だ!」と後ろから言われたので同じく「悪いのはあんただよばーか!」とお返事。 短い友情でした。   記事が長くなりすぎたのでいったん区切って王立大学内に潜入した時のお話は次回。

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