2015年6月からMakの旅行はスタートしました。
第一ヶ国目はシンガポールです。だって友達がいるから・・・。
旅行に出る前日の夜。私はチュニジア人のマルウェンと高田馬場のとあるカフェにて駄弁っていました。
マルウェン「で、明日何時に出るん?」
私「夜の12時くらいかなー。シンガポールには朝頃着くよ。」
マルウェン「成田空港から?」
私「うん、成田。」
マルウェン「ちょっと、フライトプラン見せて。」
私「ほら。このサイトで僕のフライト見れるよ。」
マルウェン「これ・・・羽田って書いてあるけど・・・。」
私「え!?ほんとだ!?あっぶねー!今日、君と会ってなかったらマジで成田行ってたわWWWWWW」
いきなりトラブル起こす所でした。極度の面倒くさがりで空港まで見てませんでした。
というわけで当日、しっかりと私は羽田空港へ定刻に到着。
ところが耳かきを忘れていた事に気付き、空港内のいくつかの売り場を廻ってみましたが唯一売っていたのはセブンイレブンのみ。そして竹製の綿つき。旅行中は水洗いしたいので金属製の小さい耳かきを探したのですがありませんでした。
それで300円近くもするんですね。出発前にきちんと100円ショップで買い物しておけばよかったです。
後日、爪切りもマレーシアで買うハメになったので次回から準備はしっかりとするようにします。
チェックインカウンターへ行ってチェックインしようとするとまた一難がありました。
私「こんにちはー。」
カウンターの女性「Makさまですね。預け荷物はございますか?」
私「ございません。」
カウンターの女性「そのショルダーバッグのみでしょうか?シンガポールへはどのような目的で?」
私「旅行です。」
カウンターの女性「出国用のチケットを拝見してもよろしいでしょうか?」
私「陸路でマレーシアまで渡るつもりなので無いですね。」
カウンターの女性「ホテルの予約などはございますか?」
私「友人の家に泊まる予定なので無いですね。」
カウンターの女性「現金はいくらほどお持ちでしょうか?」
私「1万円と100ユーロです。でもクレジットカードとデビットカードがありますよ。」
カウンターの女性「それではちょっと現金が少なすぎるのですが・・・。出国用のチケットも無い状態ですと現金も多めに持って頂かないと”十分な旅行資金の証明”が難しいことになってしまうんですね。この場で出国用のチケットをご購入頂くことは出来ないでしょうか?」
私「えー。」
カウンターの女性「・・・。少々お待ちください。」
と言って、女性は3分ほど席を空けた後、別の男の人を連れて戻ってきました。
航空会社男性スタッフ「えっと・・・Makさんは出国用のチケットも、ホテルの予約も、現金もお持ちでない・・・、というように伺ったのですが、目的は本当に旅行でしょうか?滞在期間は何日ほどでしょうか?」
私「7日ですー。」
航空会社男性スタッフ「このようなMakさんの状況の場合ですと、シンガポールは入国に関して厳しい国でして、非常に入国拒否をされる可能性が高いです。」
私「でもただの旅行ですよ。マレーシアへ陸路で行くつもりなので出国用チケットなんて買えないですぅ。」
航空会社男性スタッフ「どうしてもやはり、Makさんのこの手荷物の少なさ、入国チケットのみという状況ではやはりかなり!非常に!入管を通れない可能性が高いです。事実、数日ほど前にも入国拒否をされた方がいらっしゃいまして・・・。その方もホテルの予約が無い、出国用のチケットが無いという状況だったんですね。」
私「でも僕はただの旅行者なので大丈夫ですよ(?)」
航空会社男性スタッフ「そうは言われましても・・・。フライトを取りやめにして延期して頂くことなどは出来ないでしょうか?このまま行かれてもシンガポールに入れない可能性が高いので・・・。」
私「入管くらい説き伏せられるので大丈夫ですよ。今日から出発するつもりだったのでぜひ行きたいです。」
航空会社男性スタッフ「それでは同意書などにサインしていただけますでしょうか?」
と言われて渡された書類には、
「私は自己の責任説明を受け、了承したものとみなし、○○○航空会社へいかなる損害賠償も請求しないものとし、ここに署名いたします。」
というような文面が書かれており、そこに署名欄がありました。
ファッキューと自己責任くらいわかるよバカヤロー。ということでさっさと署名しました。
旅に不安はつきものです。というか始まってもいなかったのですが・・・ (^o^)
随分とリスキーだな
苦ければ苦いほど良い薬。リスキーであればあるほど面白い。