ベルベデル動物園

チュニスには動物園もあります。
私たちはこれをチュニス動物刑務所と呼んでいました。

前記事のベルベデル公園に併設されており、動物園単体では13ヘクタールの広さ、1年当たり100万人の入場客数を誇ります。

 

 
なぜチュニス動物刑務所と呼んでいたかというと理由はその動物管理の酷さです。
園内にいる動物は基本的には元気が無く常にお腹を空かせています。
ライオンなどは特にあばら骨が浮き出ているレベルだったのでろくにエサは与えられていなかったのでしょう。
動物たちはいつも元気なさそうに寝ています。もうひとつ残念なポイントがあるとすれば動物の少なさです。
一応はアフリカ系の動物を主に155種類の動物が展示されていると言われていますが空っぽの動物ケージが目立ち、「次、象のエリア行ってみよう!」と意気込んで行っても象の場所は空っぽということがあります。
管理しているのは恐らく国なんでしょうけど動物園に割く予算があまり無いのかもしれませんね。

 

 

ただし、個人的に嬉しいポイントが同じく二つあります。

一つは入場料がとても安いこと。
大人であればわずか600ミリーム(30円程度)で入場できます。
子供であればその半分!
お茶一杯分の値段で動物園に入れるのですからとても気軽に入れます。

 

 

二つは動物との距離が近いこと。
動物ケージによっては柵が低すぎたりするものがあるので前の囲いをまたいでいけば普通であれば近づけないような動物にも近づくことが出来ます。
それにやはり適当な国民性ですから他人が少々危険なことをしても咎める人はあまりいません。
「ダチョウの頭撫でてみたーい」と連れが言うものでしたので私の腕をダチョウに差し出してご賞味頂いてる間に「今だ!撫でろ!はやく!」とふざけたこともあります。
(ダチョウに噛まれた所からは血が出ましたが感染症とか大丈夫かな?)

この動物園は動物園!という感じに極まっておらず、公園に動物を置いてみましたーという感じなのでパンフレットもありませんし園内にレストランやトイレがあるわけでもありません。
しかし、人は少なく静かなのでベルベデル公園に来たついでの散歩には悪くありません。

 

 

鉄網ケージの場合、厳重すぎて中がよく見えづらい。

 

 

私が行った限りではトラ、ライオン、ブタ、ラクダ、鳥類、猿、ワニなどがいました。
象やクマはいなかったかな。
どの動物がいるかはあなた自身で確認してみてください。ベルベデル動物園、かなり穴場!

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