バルセロナのメトロで女の子とストリートライブ

2013年の春のバカンス中にスペインのカタルーニャ地方バルセロナを散歩していた時のことです。
まだまだ寒さが残る春のバルセロナ、(夜などは氷点下にまで下がる)歩き疲れて意味も無く
メトロを乗り回していました。

 

 

適当にMaria Cristinaという駅でメトロから降りて出口へ向かっていたら出口付近から女の子の悲鳴が聞こえたので近づいてみると、
そこに長髪の可愛くて若い女の子が座りながらギターを弾いて歌っていました。

 

つまりどういうことかというと女の子に声量はあるもののまだギターと歌声に抑揚が足りなかったのです。
メトロの出口付近ということで移動する人は大量にいたものの、足を止めて聴いていた人はいませんでした。

 

暇だった私は歌っていた女の子のそばで足を止め壁を背にその歌に耳を傾けてみました。
すると女の子は明らかに・・・緊張し始めた!演奏ミスり始めた!
気まずさを抑える為に私は女の子の方を直接見ずにiPodいじりに夢中の振りをしていたのですが、
ギターの「ガッ!」という押さえミスに驚き、ふとその子を見たら女の子も限界だったのかストロークしていた手を一瞬振り回し、
そして演奏を止めて「えへっ!」という下を向きながらばつの悪そうな表情をして舌を出しました。

 

その様子を見て思わず私、「ぎゃははは!!!!!!!!!!!」と爆笑。
失礼すぎますよね。明らか自分より若く小さい女の子が頑張ってたのを笑うなんて。
でもやばい状況で笑っちゃうんですよMakは。それでよけいやばくなったりします。

 

(笑っちまった~・・・)と思いつつ、とりあえず女の子の目の前へ行ってMakも座りました。

Mak「歌う時はあまりギターを見すぎないで、前見て歌ったほうがいいよ。そのほうが楽しいでしょ!」

女の子「皆のほうを見なきゃだよね、ありがと!」

Mak「どのぐらいギターやってるの?」

女の子「まだ始めたばっかりよ。あなたは?」

Mak「もう6にぇん近くなるかな・・・?(ちゃっかりスペイン語の発音間違えた)」

女の子「6年!?もうプロレベルじゃない!」

Mak「まさかね・・・。君ところで何歳?」

女の子「16歳!」

 

なんととんでもなく若い子でした。
スペインの子は若くてもエネルギーあふれてるのかな。
私が16歳の頃って高校2年くらいで毎日だらだら過ごしてただけです。路上ライブなんてとんでもなかった。

 

Mak「君、ビートルズ好き?」

女の子「え!?めっちゃ好きよ!あなたも好きなの!?」

Mak「ビートルズが好きだからギターを始めたんだよ。何か一曲やろうよ!」

女の子「あなた、ギター持ってるの?」

Mak「いや、今僕はただの旅行者だから君のギターを弾かせてもらうよ。君歌ね。”Please Please Me”は歌える?」

女の子「完全には覚えてないわ。」

Mak「じゃあ”Ticket To Ride”は?」

女の子「歌詞適当なら歌えるわ!」

 

ということでMakが弾くイントロのあとに女の子が歌い始める。
歌のみに集中に加え、リズム感ばっちりで声量もあるから女の子は歌うまかったです。
ギター弾きながら歌うって難しいですもんね。

皆さんもビートルズのTicket To Rideを聴きながらメトロの駅で座って演奏している日本人の男とスペイン人の女の子を想像してみてください。
どんな図だよマジで。

 

そして・・・、歌い終わったら二人で手を合わせてイエーイしました。
すると5歳くらいの男の子がてくてくとこちらに歩いてきました。
そして硬貨を女の子のギターケースへぽいっ。
Makにとっては路上ライブは不測の事態ながらもこれが人生初の経験。
そしていきなり金を投げられたのがうれしくて「¡Gracias!(ありがとう)」と二人で叫ぶ。

 

Mak「楽しかったよ。そろそろ僕は行くね。君、名前は?」

女の子「ソフィー!あなたは?携帯持ってる!?」

Mak「Mak。よろしくね。携帯持ってないけどFacebookなら持ってるよ。」

 

というわけで連絡先を交換しました。その子とは今でも交流があります。
翌年にバルセロナにまた行った時に会う約束をしていたのですが私の都合で緊急で日本に一旦帰らなければいけなかった為、バルセロナに長く滞在出来ず会えませんでした。
また数年後にバルセロナを訪れた時にきっと会うでしょう。


女の子「明日、暇?遊べる?」

Mak「ごめん、明日フランスのマルセイユに戻るんだ。それから数日後にチュニジアに帰ってバカンス終了だよ。」

 

と、別れ際に女の子から強く抱きしめられました。
6年くらい年下の女の子に抱きしめられるのはうへへだったのですがその前日風呂に入って無かった為、臭くないか顔汚くないかが気になってあまり堪能できませんでした。もったいないことしたー!

 

尚、この話を職場の同僚に話してみたら・・・。

 

Iくん「説明が長かったですねー!」

Kくん「Makさん、それ作り話でしょ?」

Mak「ほんとだって!ほんとだってのに!!!」

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