マルセイユという海辺の街

私は「フランスでどこが好きか?」と訊かれれば即答でマルセイユと答えます。 フランスに今まで滞在した中で一番長くいた街でもあります。 慣れてるから好きだというわけではありません。  
  マルセイユはフランスの南に位置し、地中海に面した国々の対岸にある街です。 チュニジアの首都やアルジェリアの首都はパリよりちょっと遠い程度の距離です。   皆様はフランスの古都、マルセイユにどんなイメージをお持ちでしょうか? マルセイユ石鹸も日本では有名ですし、フランスの伝統的な街ですから優雅で美しい街を想像しているかもしれません。   ところが一般にマルセイユはフランス国民から”治安が悪い”、”移民が多い”等の理由で嫌われています。 私がいつも居候していたマルセイユ一家のお母さんから「マルセイユはねぇ、文化交流の玄関でもあるのよ。」と言われたことがあります。 確かにこの移民どもの多さを見ると地中海に面した国々の人々の行き来は活発のようです。 現に私もチュニジアの首都からマルセイユへフェリーで行ったり飛行機で行ったりしていました。 フェリーは特に安く、チュニジア首都のチュニスのブルギバ通りのメディナ方面反対にあるLa MarineというTGV(特急電車)の駅からLa Gouletteという駅に向かい、そこでマルセイユ行きのフェリーに乗ることが出来ます。 2011年当時で往復でだいたい160ユーロ程度(17000円)。 ま、飛行機で行ったほうが同価格か、もしくはもっと安く早く着きますけどね。 フェリーだと30時間くらいはかかりました。 しかも船内のレストランは高く、その30時間、水さえ飲まずに我慢してました。   さて、マルセイユの街中ですが汚いです。 路上にはウンコが大量に落ちています。私も何度も踏みました。 固まったものから新鮮なものまで・・・。 チュニジアに関してはゴミ箱の中を歩くようなものですが、マルセイユに関してはトイレの中を歩く感じです。   更に先述の通り、モロッコ、アルジェリア、チュニジアなどのアラブ諸国からの移民が多くいます。 スラム街も散歩してみましたがフランス人など一切おらずアラビア人のみだろうという地区もありました。 ですから地区によっては特に近寄らないほうが良い所もあります。 散歩していてサイレン鳴らしたパトカー、バイクが10台以上連続でグオーっと猛スピードで走っているのにも何度か出くわしましたし。   それでも恐らく一般に旅行をする程度には十分安全な街でしょうし、何より街のどこを歩いていても海の匂いを感じることが出来ます。 パリと違い、観光客の数もあちこちで見るほど多く無く地元感を損なう事もありません。   マルセイユの観光スポットを巡ったことはあまりありませんが、個人的に好きだったストリートは La Rue BreteuilというVieux-portの п の形になっている船着場のマクドナルドがある路地の反対側から行けるストリートです。  
  途中上り坂になっていき、疲れますが途中の小さなお店の数々、古汚いアパート郡、WIFIありの公園など本当の昔のマルセイユが丸出しの道です。 歩く時は犬の糞に気をつけてください。   そして船着場の п の右下を↓にずっと向かうとPalais du Pharoがある広場にも着きます。 ベンチに腰掛けて海をずっと眺めたりしていました。12月でも泳いでる人がいたりします。  
  ちょっと距離がありますが是非行って欲しい所です。 歩く時は犬の糞に気をつけてください。   そして船着場。ここはマルセイユに行けば絶対誰もが訪れるべき場所だと思います。 Vieux-Port Hôtel de Ville というメトロの駅から出ればそこがすでに船着場です。  
  特に何をするわけでもなく突っ立っている人がいたり、通行人が多く賑やかです。 歩く時は犬の糞に気をつけてください。  
  更にこのような出店集合地帯も運がよければ見つける事が出来ます。 結構人出の少ない路地を入っていったらいきなりあったりします。 場所を完全に失念してしまった為、自分でちょっと行ってきてくださいね。 探す時は犬の糞に気をつけてください。 ほかにもまだまだ個人的にオススメの場所があるのですがそれはまた数ヵ月後に実家にある画像とともにお知らせします。   いくつか紹介しましたが結論としてはマルセイユは皆がイメージする典型的なヨーロッパの雰囲気の街なのです。 チュニジアに住んでいるとどうしても古汚い物の大ファンになってしまいますし、マルセイユはチュニジアの上位互換版に感じられてしまうのです。 もちろん全然違いますが。 フランス語の方言も大きく違いますしパリの人々と違い、もっと明るい感じがします。 たとえるならばパリは東京、マルセイユは大阪でしょう。たぶん全然違いますけど。 でも方言に至ってはそんな感じですね。パリのそれとマルセイユのそれ、どちらが標準語として定義出来るかと言えばパリのそれですもの。   以上、大事な事なので再度念押しをします。私はマルセイユが好きです。 もしあなたが3~4日程度の短期間訪問でパリかマルセイユ、どちらかでお迷いの場合はパリをオススメします。 しかし、1週間以上いられるのであれば絶対にマルセイユをオススメします。

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