チュニスでタバコ売る

チュニジアでは子供たちから大人までもが道端に台を設置してその上に色んなものを置いて売ってます。 ナッツ類、野菜などの食べ物はもちろん、携帯などの電子機器から下着や靴、パスポートカバーや、写真立てまで。 お散歩してると所々にこういう路上販売があるので面白いです。 実際の所、盗品もかなりそこで売られているのですが、普通の商店やスーパーより安いのでよく利用してました。  
チュニジアの路上販売と言えば「アラブの春」という革命の発端にもなる路上販売人アデル・カヅリ(27)が路上販売強制撤去に対する抗議として焼身自殺したことを思い出します。  
  さて、ある日私がチュニスの街を悪友のモハメッドと散歩していた時のことです。 モハメッドは小柄で60歳を超えているじじいですがもう顔から既に悪がにじみでており、裏の事情にも詳しく、またその人懐こい性格から話は楽しく私は個人的にも好きでした。   二人でメトロのバルセロナ駅付近を散歩していた時にモハメッドが「ちょっとそこで休もう」と私を先導した先はナッツ&たばこ売りのおっさんのとこ。 どうやらモハメッドとそのおっさんは友達のようでした。 そのおっさんに挨拶をしたら「そのイスに座っていいよ」と言われたのですがそこどうみてもあなたが座ってなきゃいけない場所でしょってくらいにたばこの商品台前のイスでした。 とりあえず座ると・・・。   モハメッド「おい、仕事手伝ってやりなよ。」 Mak「これいくらで売ればいいの?」 おっさん「そこらの銘柄のタバコは一本200ミリームな。だけどそっちにある銘柄は250ミリームだから気をつけてくれ。(200ミリーム=10円)」   このようなタバコ路上販売では1~2本程度だけ歩きがてら通行人がささっと買っていきます。 ですからパケットごとではなく、中の一本単位でのバラ売りが基本になります。  
手前がモハメッド。奥がたばこ売りのおっさん。
 
売り物のマルボーロ。もちろんコピー品です。
  最初こそ手間取ったものの、大体は通行人が買いたい本数ちょうど分のお金だけ渡してくるので簡単でした。 おつりがない場合や3本くらい買うイレギュラーのお客でも指で買いたい本数を指してくるのでわからないってことにもなりにくく、もし混乱した場合でもおっさんが「800ミリームだ。」とか「250ミリームお釣り渡しな。」と助けてくれました。  
  ところでこの時私たちが路上販売していた場所は上画像の道端。メトロの駅が近いジャメル・アブドゥナッセールというストリートです。 当然、通行人もかなり多く、買わずに通り過ぎる人からもかなり注目されました。 当時はまだ初めて海外に出て2ヶ月も経ってない頃だったのでかなり恥ずかしかった気がします。 しかし逆にチュニジアの人たちにとっても、いつものように路上販売人に小銭渡してタバコを受け取ろうと思ったらそいつはどうみてもアラブ人じゃなくてアジア人。 「ギョッ」としたお客さんかなりいました。   でも後からおっさんにアルバイト代として小袋いっぱいのピーナッツをもらったので大満足だったよ。

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